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[就活Q&A] 筆記試験

適性検査で答えに矛盾が生じてしまいます

Q よく就活の本などで「適性検査では自分をよく見せようとして答えると矛盾が生じることがあります。ありのままの自分で臨んでください」というような文面を見ます。しかし、ありのままの自分を出すと、質問によってはどうしても矛盾が生じてしまいます。たとえば、私は「最後までやり遂げる粘り強さ」を自分の長所だと思っており、また「臨機応変に対応する能力」にも自信があり、これらのことは今までの自己分析の中から培われた考えです。

しかし、「無理だと思ったらすぐあきらめて次の課題に取り組む」「物事に柔軟に取り組む」このような質問の場合、前者は「いいえ」、後者は「はい」と答えるとしたら、これは矛盾となりませんか? ほかにも「この質問の、この聞かれ方なら、こう」という風に自分を出していくと、それだけ矛盾やウソととらえられそうな答え方をしていると思います。そうだとしたら、それこそ「ウソ」をついて矛盾をなくすべきなのでしょうか? 実際に、適性検査で一度落とされたことがあるため不安です。
A 適性診断は、これまでの行動パターンから一番近いと感じたとおりに回答することがもっとも大事なことで、どう評価されるかや、どう思われるかを考えながら回答することは正しい姿勢ではありません。

適性検査は学力系の試験と異なり、ダメだから落とされるという性質のものではなく、企業の求める行動特性や思考特性などの「適性」がその企業に合わないと判断された場合に不合格になります。

適性検査は、一つの設問にさまざまな要素を持たせて、総合的に判断する仕組みになっています。「無理だと思ったらすぐあきらめて次の課題に取り組む」という質問だけで「粘り強いか弱いか」とか「柔軟性があるか否か」の判断をしているわけではありません。また、設問自体、ある程度矛盾を含んだ内容になっています。人間は一面的な存在ではありませんので、ある程度は矛盾のある回答になるのがあたり前なのです。回答にうそや矛盾が見られるから落とされるというのは、非常に不真面目な回答をして、いい加減な結果が出た場合にしか起こりえません。

むしろ、一つひとつの設問の意味を深く考えすぎて回答に自信がなくなってしまうと、診断結果も非常にあいまいなものになってしまい、本当のあなたらしさが出せなくなってしまうかもしれません。適性検査で落ちた場合というのは、「入社してもその企業には自分は合わない」ということですから、それほど気にする必要はないと考えてください。