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[職種研究] 福祉士・介護士・ホームヘルパー

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何をやる仕事?

福祉士とは、身体上もしくは精神上の障害がある人、または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある人の福祉に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行う仕事。その範囲は幅広く、入院した人の医療費支払いや退院後の生活などにアドバイスしたり、障害者生活支援センターで障害がある人のさまざまな問題を踏まえてサービスを提供したり、児童相談所で虐待や非行など問題を抱える子どもの生活環境を把握し、ほかの機関とも連携しながらその子どもにとってもっともよい支援方法を検討するなど、すべて福祉士の仕事だ。

一方、介護士は、高齢者や障害者の自立を支援する仕事で、具体的には、食事、入浴、排泄、着替え、散歩、買い物の手助け、さらに家族に対する介護方法のアドバイスなどを行う。高齢者福祉施設や障害者福祉施設などの社会福祉施設、老人保健施設や療養型病床、病院や医療施設が活躍の場で、ケアワーカー、ケアスタッフ、介護職員、介助員など呼び名はさまざまだ。また、在宅の高齢者や障害者宅を訪問してサービスを提供する「ホームヘルパー」も、介護に携わる職種である。

どんな能力やスキルが求められるか?

福祉に関する国家資格として「社会福祉士」、介護に関する国家資格として「介護福祉士」があるが、この資格がないと仕事に就けないというわけではない。

■ホームヘルパーになるには、自治体や各種の団体で実施している「ホームヘルパー養成研修」を修了することが必要。ただし、「介護福祉士」資格取得者は、この養成研修を受ける必要はない。

福祉士、介護士、ホームヘルパーの仕事においては、他人に対する思いやりの心が基本となる。

■老人福祉、障害者福祉、児童福祉への理解と熱意に加え、家事、介護の経験と相談、助言、指導の能力も求められる。