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[職種研究] アクチュアリー

何をやる仕事?

アクチュアリー(保険数理士)は、数理業務のスペシャリスト。高度な統計学的知識に基づき、保険会社が健全な経営を維持しつつ、加入者にとって適正な掛け金と支払い保険料が設定されるよう、数理的な裏づけを行う。過去のデータに基づいて事故発生頻度や死亡率などを計算、それに今後の経済環境などを加味したうえで保険料を設定する。

また、毎年の決算時には、将来の保険金支払のための準備金が適正であることを確認する。近年では、喫煙者と非喫煙者とで掛け金が異なる生命保険、年齢や車種別に保険料が細かく設定された自動車保険、台風・地震といった発生頻度こそ低いものの被害の規模が大きな災害に対する保険、契約満期時に満期返戻金が支払われる積立型の保険など、多彩な保険商品が登場している。こうした商品の開発には、アクチュアリーの存在が不可欠だ。

どんな能力やスキルが求められるか?

■数学的な素質・素養が大前提となる。

■アクチュアリーとして仕事をするためには、日本アクチュアリー会の資格試験に合格し、正会員として認定されることが必要。

■大学・大学院で数学系を専攻した人が、保険会社などに入社したのち、資格取得のためのカリキュラムを受講するというのが通常のケース。

■アクチュアリー資格試験は、それぞれの科目のレベルが高く、全科目合格までに数年を要するのが普通。長期にわたって努力しつづける粘り強さが必要。