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[職種研究] 精神保健福祉士

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何をやる仕事?

「精神保健福祉士」は、社会福祉士、介護福祉士とともに福祉の国家資格(通称三福祉士)の1つで、精神科ソーシャルワーカー(PSW:Psychiatric Social Worker)とも呼ばれている。

社会福祉士福祉全般を担うのに対して、精神保健福祉士は精神障害者の福祉や保健分野に特化した専門家で、医師や看護師のように治療を専門に行う医療専門職ではない。

精神上の障害があって治療を受けていたり、社会復帰の促進をはかる施設に入所したりしている人たちの相談に応じ、助言や指導、日常生活へ適応するために必要な訓練などを行う。

福祉専門職として医療機関と家庭、地域社会との橋渡し役として活躍している。
なお精神障害とは、統合失調症、アルコールや麻薬などによる急性中毒やその依存症、知的障害、うつ病や認知症などによる精神疾患のことをいう。

精神保健福祉士の仕事は、病院内での限られた人たちとの作業ややりとりが中心というイメージがあるが、地域の作業所や病院などの施設、行政機関など広く社会全体でサポートすることが求められる仕事であり、積極的な活動が期待されている。

どんな能力やスキルが求められるか?

■精神保健福祉士になるには、「精神保健福祉士国家試験」を受験し、合格する必要がある。

■外見で判断するのではなく相手の人格全体を尊重する人権意識は極めて重要。また、本人や家族だけでなく、医療機関や福祉施設、行政機関との橋渡し的な業務も多いため、積極的に多くの人と接するフットワークも求められている。

■社会福祉の中でも精神障害者が抱えている問題はとりわけ複雑で、社会復帰にも困難が伴うことが多い。常に相手に寄り添いながら優しい心で接し、社会復帰を目指する必要がある。