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[就活用語集] NPO

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「NPO」とは民間の非営利団体のことです。NPOの意義を、内閣府のホームページでわかりやすく説明しているので、以下に抜粋引用します。「様々な分野(福祉教育・文化、まちづくり、環境、国際協力など)で、社会の多様化したニーズに応える重要な役割を果たすことが期待されています。」

つまり、市民の活力や発想を、より結集しやすくするための器がNPOといえます。

「企業が得た大きな収益のすべてを社会貢献活動に還元すれば、一気に社会が素晴らしいものに変貌するだろう。企業のマンパワーや資金を、環境問題や教育問題などに一気に投入すれば、なんだか素晴らしい世の中を実現できそうだ」と思ってしまいますが、株主に収益が還元されるからこそ、リスクを考えたうえで企業に出資しようとする人が現れるのです。収益が還元されるからこそ、困難なビジネスに立ち向かうモチベーションや責任感を持った社員が育ちもするのです。つまり、収益が還元されるという仕組みがあることによって、「新たな企業」という器が生まれたり、「既存の企業」という器が大きくなれるのです。よって、私たち自身が、収益を目指して活動する自分と、その収益を社会に還元するために活動する自分という多面性を持つことが、社会の豊かさにつながるともいえます。その点で将来NPOで活動したいと考えることは素敵なビジョンのひとつだといえます。

企業とNPOの接点とは

企業とNPOには接点があります。その接点とは、「企業の社会貢献活動の中でNPOを支援する」というものです。また、企業で働きながら、プライベートの時間を使ってNPOに参加している人々もいますので、この点でもやはり接点があるといえます(賛同する人々を組織としてまとめたり、効率的な活動を行っていくうえで、企業での経験を大いに役立てることができます)。よりよいサービスや製品を社会に提供し、社会の豊かさ、便利さ、進化に大きく貢献し、さらに得た収益の一部を(税金やNPOへの寄付を通して)社会に還元していく企業活動と、必要ではあっても企業活動としては展望の立ちにくいことを推進していけるNPO活動が両輪となって、よりよい社会の実現を目指していくことは、とても素晴らしいことです。収益を得る力を持った企業と、収益を目的としないNPOの協業そのものが、豊かな社会を示す一つのシーンだといえます。