NIPPON CONTROL SYSTEM Corporation
【CIJ KOREA】日本コントロールシステム(株)
最終更新日: 2024/05/01
ソフトウエア・情報処理 / 電子・電気機器
日本語 : ビジネスレベル英語 : 問わない
東京都渋谷区恵比寿1-20-18 三富ビル新館5階
【CIJ KOREA】日本コントロールシステム(株)
1年の4分の3はアメリカで活躍!女性エンジニアのリアルレポート。
入社年月: 2015年4月
出身学校: 京都大学 農学部
学生時代の専攻とは異なる分野への挑戦!私がIT企業に入社した理由。
高校時代は理系科目に興味があり農学部に進学。大学院まで進み、微生物の栄養代謝など食品生物化学を研究していました。多くの同級生が食品メーカーに就職するなか、私はまったく分野が異なるコンピュータ・ソフトウェア開発の当社にエントリーしました。

きっかけは信頼できる先輩からの紹介。会社パンフレットを読んだところ、活発な社風が好印象でした。説明会で出会った先輩社員たちからも、先輩と後輩の仲が良い雰囲気が伺えて、私の研究室と似ていると感じました。若手でも意見が言いやすく、やりたいことに挑戦できる環境は魅力的。実際に、私は初めての配属から主要製品の研究開発に携われました。

当社は半導体の設計工程に欠かせないシステム「PATACON(パタコン)」の開発など、社会貢献度の高いIT事業で長年実績を上げています。特定分野で高い技術力を持ち、確かな事業基盤がある地に足のついた感じが、自分に合うと思いました。

入社後の研修は約4カ月間。ソフトウェア開発の基礎から学びました。まったくのプログラミング未経験でしたが、わからないところを先輩に質問するとしっかり教えてくれました。この研修の卒業プロジェクトとして、実際に動くプログラムをチームで共同開発し、他のチームと処理速度を競うコンテストがあったのですが、ゲーム感覚で面白かったのを覚えています。

その他にはハードウェア開発実習もありました。テーマは「何でもいいから好きなモノをつくる」こと。簡単な数字ゲームをつくったのですが、回路設計からハンダ付けまで全部自分でやりました。先輩のサポートも受けつつ完成にこぎつけ、モノづくりの楽しさや達成感を味わえました。
入社1年目で主力製品の研究開発エンジニアに!着実なキャリアアップ。
学生時代は生化学が面白く、研究に集中。研究者としての思考方法や心構えなども学びました。研究は実験・結果・考察のサイクル。生化学とITのように分野違いの業界であっても、理系ならではの考察プロセスは今の仕事に活かせています。課題を見つけ、解決するといったビジネスの基本も、学生の時点で培えていたのかもしれません。

ITエンジニアとしての基礎研修後は、当社の主力製品「PATACON」の研究開発部門に配属されました。現在に至るまで、一貫して同製品の研究開発に携わっています。業務内容は、バグ修正など初歩的なものや、機能改善や新機能追加に向けたプログラミングなどからスタート。先輩社員の指導を受けて、システムの要件定義や基本設計といった上流工程も含め、お客様への製品提案など、今では責任とやりがいのある仕事ができています。私の適性にあった業務を任され、前向きに成長できる環境に恵まれました。

責任のある仕事ですが、プレッシャーはあまりなく過ごせています。男女や上下関係をあまり気にせず、フラットな状態で相談できる環境があります。働きやすいですし、男女ともに育休にオープンで、働き方もリモートワーク含め多様です。良い会社に出会えたと思っています。

ちなみに、初配属の勤務地は新横浜事業所でした。首都圏で暮らすのは初めてながらも、好立地のため新生活に不安はありませんでした。同期も数名同じ事業所に配属され、いつも近くに仲間がいることはとても心強かったです。
今はアメリカ中心のワークライフ。学会のプレゼンで3位入賞!
入社7年目からアメリカの事業所に出張する機会が増え、今はアメリカが中心の生活です。3カ月現地で過ごし、1カ月日本に戻るといった働き方をしています。「PATACON」は世界的な大手半導体メーカーも採用している製品。アメリカ西海岸を舞台に、製品提案や共同研究など幅広く携わっています。メールでのサポートも可能ですが、他に替えが利かないポストを与えられたこともあり、1年間の4分の3を現地で過ごすようになりました。

最近は、前々から提案していた大手半導体メーカーに「PATACON」を契約していただき、生産ラインへの新規導入に向けて試行錯誤をしているところです。様々な課題を解決し、ソフトウェアを改良できたことには手ごたえを感じられました。

また、アメリカでは半導体業界の2つのカンファレンスに、一企業として参画しています。これらの学会は、大学だけでなく大手半導体メーカーなども多く所属している国際学会です。先日参加した学会ではオーラル発表を担当することになり、プレゼンテーションをすべて英語で行いました。それ自体とてもチャレンジングなこと。新しいことに挑戦するのが好きな私にとっては、仕事をしていくうえで良い刺激になっています。非常にうれしいことに、学会ではインパクトのある研究発表ができ、当社が3位入賞を果たせました。

今後のキャリアビジョンは、半導体業界の目まぐるしい進化に絶えずついていくこと。半導体・IT業界において確固たる実績をあげる当社に身を置き、業界の競争に勝ち続けることで、自己成長の機会も広がるはずです。
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