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マイナビキャリアサポーターが語る!女性のグローバルキャリア

グローバルな仕事を目指すようになった理由や仕事のやりがい、
子育てとの両立など、気になるギモンに答えます!

マイナビキャリアサポーターが語る!

女性のグローバルキャリア

グローバルな仕事を目指すようになった理由や仕事のやりがい、子育てとの両立など、
気になるギモンに答えます!

女性社員対談

M.Y.

入社16年目。3児の母親として、子育てと仕事を両立。

O.R.

入社5年目。4年間法人営業を務めた後、一年前から現部署へ異動。

グローバルキャリアに携わるようになったきっかけ

――お二人がマイナビでグローバルな仕事に携わるようになったきっかけについて教えてください。

M.Y. 私たちはふたりとも就活生のグローバルキャリアを支援する部署にいるけれど、積み重ねてきたキャリアはまったく違いますよね。私は入社当初、マイナビの海外拠点勤務を志望していましたが、新卒で入社した当初は、東海エリアの学生向け広報での配属でした。そこで6年間キャリアを積み、7年目に現在の部署の立ち上げメンバーとして本社へ異動してきました。

O.R. そういった経緯で異動したのですね。私は英語が好きだったので、中学生の頃には「英語を使ってグローバルな仕事がしたい」と思っていました。最初は英語教師を目指していたのですが、「今の私には力が不足している」と感じて方向転換し、マイナビに入社しました。

M.Y. 「グローバルな仕事をしたい」という気持ちは持ち続けていた?

O.R. もちろん。法人営業として群馬支社に勤務していた頃、お客様にグローバル人材採用のためのイベントを提案して、海外に出張したことがありました。この経験を通じて「グローバルな仕事に携わりたい」という気持ちがますます高まりました。そこで、異動希望を出して、現在の部署で働くようになりました。

M.Y. 実際に働いてみて、どんな印象を抱いた?

O.R. 日々やりがいを感じています。私の仕事は、海外に留学している日本人学生や日本で学んでいる外国人留学生に向けて、グローバル就職の支援をすること。オンラインでセミナーや個別相談を実施したり、海外の大学でキャリアセミナーを開くなどさまざまな支援を行っていて、まさに私が希望していた「グローバルに働く」ことが実現できています。

M.Y. 確かに、海外に留学している学生とのやりとりが日常的に発生しますよね。それに私たちは広報業務にも携わっていて、海外の学生団体とも協力して、現地での広報活動を進めることもありますよね。

O.R. 海外の学生団体との打ち合わせや、海外出張などで今までよりもさらに様々なバックグラウンドを持っている方々と関わることが増えたので、国内の業務で感じていた安心感やマンネリのような気持ちが減り、今は違う文化への好奇心や、常に情報をアップデートし続けているような感覚があります。

M.Y. バックグラウンドの異なる人たちとやり取りすることが多いので、時には価値観の違いに戸惑うこともあります。だからこそ「違い」を受け止め、理解したうえで、相手に寄り添いながらコミュニケーションを取ることも大切ですよね。

O.R. 「グローバルな仕事」をする上で大切だと思うことはありますか?

M.Y. 「違いを受け入れること」と「ハプニングにも動じないこと」が大切だと考えています。国を跨いだビジネスでは、国内で働くよりも多くの壁が出現します。それは、文化だったり、国民性だったり、商習慣の違いだったり様々です。日本での当たり前が通用しないことが山ほどあります。その違いにいちいちストレスを感じず、違いを理解し受け入れることが大切です。そして、海外では想像もしていなかったハプニングもたくさん起こります。何が起きても慌てず、とにかく業務を遂行する!という精神力と責任感が重要だと、実際に働く中で感じました。

O.R. 私はまだ海外出張中に大きなハプニングが起きたことがないのですが、今までどんなハプニングがありましたか?

M.Y. 広いアメリカ大陸の様々な大学を回る中で予定していた交通手段が使えなくなったり、予約していた講演会場が使えないなど、様々なトラブルがありました。そんな時でも常に代替案を模索してとにかく業務を進めてきました。その他だと、泊まったホテルの火災報知器が一晩中鳴りやまず、一睡もできずに朝を迎え仕事をしたり、食あたりで数日間腹痛に悩まされたり。でも、そんなことに一喜一憂していては前に進めないですし、誰も助けてくれないのでとにかくやるべきことを進めてきました。ハプニングもトラブルも、過ぎてしまえばいい思い出です。

O.R. なるほど。今のM.Y.さんのグローバルキャリアや仕事に対するエネルギーはそういった経験から来ているのですね。

O.R.

学生面談をするO.R.さん

ライフステージに応じて、グローバルキャリアの「働き方」が変わる

――お二人がグローバルキャリアを重ねていく上で、女性ならではと感じることはありますか??

O.R. グローバルに働くという面で、海外出張の機会も平等に与えてもらえるので性別の違いによる有利・不利を感じたことは一度もなく、順調に自分が望むグローバルキャリアを築くことができていると思います。

M.Y. 私の場合、順調にグローバルキャリアを築けている点に関しては変わりないけれど、出産を機に働き方がガラリと変わりました。でもこれは、子育て中の方なら誰もが経験していることだと思います。

O.R. どんな風に働き方が変わりましたか?

M.Y. 以前は、海外はもちろん国内も飛び回ることが多くて、月の半分くらいは出張をしていました。でも第一子を出産してからは、子ども中心の生活になりました。夫や会社にサポートしてもらえば海外に出張することもできますが、子どもが小さいうちはそばにいたい。だから今は、海外出張に関しては他のメンバーに任せています。

O.R. なるほど。以前よく海外出張に行っていた時に気を付けていた、女性ならではのことはありますか?

M.Y. 国やエリアによっては、女性が1人で出歩くと危ないと言われている場所もあります。実際に、LAのダウンタウンで夕飯を食べた後にお店から出たところで、ホームレスの方々が寄ってきて、色々な言葉を投げかけられたことがありました。そういうこともあるので、用心して夜に外を歩くときは基本的に2名以上で出かけていました。
海外は日本ほど安全ではない所も多く、被害にあってからでは遅いので、用心しすぎるくらいが丁度いいと感じました。

O.R. 確かにそうですね。今まであまり意識していませんでしたが、私も出張の際には気を付けようと思います。働き方についてはどうですか。グローバルな仕事と子育ての両立は、私が想像している以上に難しいのでしょうか。

M.Y. 海外出張は控えていますが、オンラインで現地とやり取りができるので、携われる業務に関しては、他のメンバーとそれほど違いはないように思います。在宅勤務も活用しながら働いているので、子どもと過ごす時間も十分に取れます。子の急な発熱などでお休みをもらうこともありますが、看護休暇や時間休などの制度を活用しています。

O.R. 上手に両立していますね。私は今後も海外現地で生の情報をもっと知って、今の業務に活かしていきたいという強い気持ちがあるのですが、今後、結婚して子どもができたら、仕事と子育てのバランスをどんな風に取っていけばいいのだろうと今から悩んでいたりします。

M.Y. そういう気持ちになるのも、とても良くわかります。私自身、海外での広報体制を自分で一から構築したこともあって、「このサービスを成功させたい。さらに多くのエリアの学生に届けたい」という熱意があります。だから本当は、「海外に行きたい」という強い気持ちもあります。

O.R. どうやって気持ちの折り合いをつけたのですか?

M.Y. 「学生のグローバルキャリアを支援するメンバーは私以外にもたくさんいるけれど、子の母は私しかいない」という気持ちが今の働き方の土台になっています。

O.R. 母親は一人だけ。でも、仕事に関しては、私たち仲間がサポートできる。本当にそのとおりですね。心に響きます。

M.Y. 子どもが大きくなれば、仕事と家庭のバランスがまた変わってくると思います。その都度、自分にとって良いバランスで働くことが、長くグローバルキャリアを築いていくための秘訣なのかもしれませんね。

M.Y.

就活セミナーをしているM.Y.さん

理想のキャリアを思い描き、そのために必要な選択を一つずつ重ねていこう。

――今後、お二人はどのようなキャリアを築いていきたいですか。

M.Y. 子どもは親の働き方を見ていると思うんです。仕事と子育ての両立で忙しい日々を送っていますが、嫌々仕事をしているような姿は見せたくない。そもそも、私はこの仕事が大好きなので、楽しんで働いている姿を子どもに見せていきたいですね。

O.R. 素敵な目標ですね。キャリアに関して、具体的な目標はありますか?

M.Y. 今後、重点的に注力したいのが、日本の大学で学んでいる外国人留学生の就職支援。外国人採用に積極的な日本企業と外国人留学生の橋渡し役となり、日本での就職支援をさらに強化していきたいですね。そして、「日本を世界へ発信したい」と思うような学生を増やしていきたいとも思っています。日本の人口は減少の一途を辿っています。こんな時だからこそ日本の素晴らしさや個性をどんどん海外に向けて広げて行ってほしいです。海外から日本を見た経験のある学生には、このパッションを抱く方も多いと思うので、私はここを海外留学生に大きく期待しています。

O.R. 私は今の部署に異動して1年が経ちますが、「もっとできることがある」と感じることが何度もありました。なので、サポートの対象国をもっと拡大するなどして、より多くの学生さんのグローバル就職を支えていきたいです。

M.Y. グローバル就職を目指している学生に伝えたいことは?

O.R. 「目標を描き、そこから逆算してやるべきことに取り組んでほしい」と伝えたいです。「グローバルな仕事がしたい」という思いがあるのなら、そのイメージを具体化するところから始めてほしいです。

M.Y. そうですね。また、ライフイベントを加味した上でキャリアプランを考えることも大切です。まだ具体的なイメージができないかもしれませんが、常に頭の中にとどめておくと、適切なタイミングで適切な選択・行動ができると思います。これは、男女共に当てはまることではありますが、結婚・出産・子育ては自分の思い通りになることばかりではありません。また、突然病気になり思うように働けなくなることもあるかもしれません。だからこそ「今」やりたいことを思い切りやることも大切だと思います。ライフステージが変わってからのキャリアも、周りと協力すれば実現できることも多いので、諦める必要はないと思っています。この記事を読んでくれた学生の皆さんも、より良いキャリアや働き方を実現できるよう、今やりたいことに思い切って挑戦してみてください。

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