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何をやる仕事?

「基礎研究」が目指すのは、新しい知の領域を切りひらくこと。製品開発やビジネスに直結するわけではないが、企業が研究に投資するのは、将来的なメリットを期待してのこと。研究者には、自分が関わる研究テーマがどんな産業分野で役立つのか、というビジョンを持つことが求められ、その点が、大学や公共の研究機関の研究者との違いだ。「基礎研究だから、やってみないとわからない」という論理は通用しない。ある意味、応用研究技術開発よりもシビアな職務かもしれない。また何ごとにおいてもスピードが重視される現代にあって、基礎研究も、ひとりの研究者だけで担うことはほとんどありえない。プロジェクトチームを組んでの分担は当然で、大学や公的機関と共同で研究にあたるケースも多い。医薬品分野などでは、海外との共同研究も盛んだ。

どんな能力やスキルが求められるか?

■専門的な研究に取り組んだ経験が必要。学部卒で研究職につけるケースは少なく、大学院で修士課程、博士課程を修めている者がほとんど。

■多くの選択肢のなかから、より高い可能性を見いだすセンスや判断力が必要。

■地道な努力をいとわぬ粘り強さも大切。

■自分の興味や知識だけで独走できるわけではなく、協調性やコミュニケーション能力が求められる。

■与えられた期間内・予算内で、ある程度の成果を上げなければならない。マネジメント能力が不可欠だ。