[職種研究] エステティシャン

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何をやる仕事？

「エステティック」とは本来、審美、美学を指す言葉だが、日常的には「全身美容」の意味で定着している。エステティシャンが提供するのは、フェイシャルトリートメント、ボディケア、ネイルケア、痩身、脱毛などの全身の手入れである。

もうひとつ、この仕事で重要な位置を占めるのが、カウンセリングである。顧客の希望や悩み、毎日の手入れはどうしているのかなどをヒアリングし、現在の肌やプロポーションの状態を確認したうえで、よりよい美容方法をアドバイスする。

美容は単にフィジカルな問題だけではなく精神面の影響が大きいので、来店した人に「快適さ」「心地よさ」を提供することもエステティシャンの大きな役割となる。そうした技術面・接客面を担当するだけでなく、キャリアに応じてサロンの経営までも任される。

どんな能力やスキルが求められるか？

■国家資格のようなライセンスはないが、業界内の協会が発行する認定証が技術を裏づけるものとなる。認定証取得のためには、協会が認定するコースで学んだのち、所定の試験に合格しなければならない。

■通常は、エステティシャン養成専門学校へ通うか、同様のコースを通信教育で受講する。また、大手サロンでは社内教育を受けながらスキルを身につけることも可能。

■いずれにせよ、エステティシャンは人の美容・健康に関わる専門職だけに、顧客が安心して自分の体を任せられるだけのしっかりとしたスキルが求められる。