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[職種研究] 物流・在庫管理

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何をやる仕事?

製造業や流通業を中心として、企業活動において重要な位置を占めるのが「物流」である。単にモノを運ぶというだけではなく、発注業務におけるコストダウン化、物流における効率化などの策を練って実行していかなければならない責任と、やりがいのある仕事でもある。また、受発注・資材の調達から在庫管理・製品の配送まで、事業活動の川上から川下までを情報システムを駆使して総合的に管理するSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)の考え方が浸透しつつある。

物流・在庫管理の部署に求められるのは、戦略的な物流を策定・実行していくマネジメントだ。国際分業が進むなかで、この傾向はさらに強くなっていくだろう。その一方で、物流業者のなかにも、従来の請負事業の枠組みを超えて、倉庫や情報システム、関連の運輸会社を統合してモノの流れをトータルでサポートする、「サードパーティロジスティクス(※)」に取り組むところが出てきた。 

(※)略して3PL。企業の物流部門の全体もしくは一部を、第三の企業に委託する物流業務形態のひとつ。

どんな能力やスキルが求められるか?

■情報システムを使いこなす能力が必要。今後は特にネットワーク系の知識の重要性が高まっていく。

■効果的なSCMを実現するため、社内の調達・生産・販売など、さまざまな業務に精通していることが求められる。

■社団法人日本ロジスティクスシステム協会が認定する「物流技術管理士」という資格を取得してスペシャリストとして活躍する人もいる。

■物流ネットワークが国際化するなか、海外の物流事情やビジネス慣例などへの理解も必要となる。